甘味処西山のこだわり

こだわりの素材

『あずき』

 当店の甘味の一番大事な素材として、北海道十勝産から最良のものを厳選しました。

 当店ではこの「あずき」を手作業で丁寧に煮て「餡(あん)」を作ります。

 詳しくは 「あずきと餡づくりのおはなし」 をご覧ください。


『自家製アイス』

 原料に既成のミックスや香料等を使用せず、厳選素材と牛乳・生クリーム・砂糖を独自に調合。

 味・香りがとても濃い一方、甘さがしつこくなく、すっと溶けていくさわやかなアイスです。


『抹茶』

 石臼で挽かれ、きめ細かく高クオリティな愛知県西尾市の「西尾の抹茶」。

 お茶園から当店用の特注品を直接取り寄せています。

 最高級品抹茶の「香り高く色鮮やかで濃厚な味わい」をお楽しみ下さい。


『寒天』

 伊豆七島神津島産の上質な天草から作られた寒天。

 プリプリとしたコシがあり、天草本来の香りがします。


『黒蜜』

 あんみつ類に添えてある「黒蜜」には沖縄産の黒糖を使用しています。

 さらさらでさっぱり、ほどよい甘さの蜜は、餡や寒天との相性抜群です。


『白玉』

 玉三の「別製 御前白玉粉」を使って手作りします。

 ゆでたてを氷水でしめて、すぐにお出ししています。

 もちもちとした食感と、つるんとした喉こしをお楽しみください。

あずきと餡づくりのお話

手作業で良いあずきを選別

 当店の「こしあん」づくりは、まず一粒一粒「あずき」を選別することから始めます。

 機械選別の精度も上がった現在では必要ないと言われるかもしれませんが、少しでも美味しいものを作りたいという思いから、甘味処 西山では欠かせない作業です。

 西山家では昔から、忙しい時期には一家総出で選別作業をして来ました。
 私も子供の頃から大人に交じって手伝いをしました。子供達はすぐにコツを覚え、夢中になって豆を選んだものです。


受け継いだ鍋と心

 次に選別された「あずき」を水で良く洗い、水につけ、煮始めます。
 この時使うのが「さわり」という銅製の大きな鍋。銅鍋は熱伝導率が非常に高く均一に熱が伝わるので、おいしい餡を作るのに最適です。

 先代の父は、自分と私以外の者には、この鍋を触らせませんでした。たとえ休日でも鍋の洗浄は私の仕事でした。

 夜遅くにおよぶ作業に先代をうらんだこともありますが、今想えば「道具を大切に使い、責任を持って管理しなさい」という先代のメッセージだったのだと思います。


じっくり手間暇をかけて

 また、「渋抜き」というあくを取る作業も欠かせません。

 そして、砂糖を加えながら、木へらを使い手作業で8時間ほど煮ます。
 途中で火加減や混ぜ具合を調節するため、手作業で煮ることが必要なのです。
 それではじめて、角のないやさしくまろやかな「甘味処 西山の餡」になります。 

浅草名物 福々まんじゅう

店頭で毎日手作り

福々まんじゅうは、店頭で毎日手作りしています。

保存料などの添加物を一切使用せず、小麦と砂糖と餡(あん)だけで作っています。

中身のこし餡も当店で丁寧に煮ています。少し塩味の甘さを抑えた餡は、上品な味わいです。


いつでも出来立て蒸かしたて

店頭の蒸篭(せいろ)で蒸かした福々まんじゅう。

ふかふかの皮につつまれた熱々のこし餡は絶品です。
ぜひ、出来立てのおいしさをご賞味ください。